12月
 12月30日(火)
 
  能年ちゃんの新作映画「海月姫」を見てきた。
 配給が東宝や松竹といった大手ではなく、アスミックエースという小さいところだったせいか、
 全国で200館という小規模興行。したがって愛媛では、大街道シネマサンシャインの一館のみ。
 でも内容からしても、かなりマイナーな映画なので仕方ないかな?
 能年ちゃんの主演でなければ、特に注目もされない100館規模でもおかしくない映画だったね。
 夕方からの最終上映で見たんだけど、100席くらいの小スクリーン(16mm映画用)で、ちょっとがっかり。
 どうせなら、大きいスクリーンで見たかったな。。客も20人くらいで、ちょっと寂しい雰囲気だった。

  まぁそれはさておき、内容というか作品の出来なんだけど、まずまず。60点くらいかな?
 原作コミックに忠実に作られたそうなんだけど、原作は読んでないので、それは分からない。
 でも、映画の良し悪しは、原作の再現度で計るものじゃないからね。それは無視する。
 純粋に映画作品としてみた場合、いいところと悪いところがはっきりしてた映画。
 まず良いところ。キャスティングの成功。能年ちゃんをはじめとして、それぞれのキャラがしっかり表現されていて、
 漫画原作にありがちな「うそっぽさ」がほとんど感じられなかった。これは俳優陣の熱演・好演によるところ大。
 各所にちりばめられたギャグも、外すことなく、大いに笑わせられた。よってコメディとしては、成功している。

  次に良くなかったところ。これは、マンガ原作に忠実に作ったせいなのか、ストーリー展開に無理がある。
 特に終盤ファッションショーを開く辺りの展開は、強引すぎるね。そのため、かなり長尺で引っ張ったショーが、
 まったく生きてこない。かえって冗長に感じるし、ラストシーンのカタルシスに通じてこない。
 主人公月海(能年)は、ショーの裏方に徹してたので、シンデレラストーリーにもなっていない。
 あれでは、誰が主人公なのか分からないし、何が言いたいのか、テーマがまったくぼやけてしまっている。
 コミックと映画とは、まったく違うもの。映画はどんな映画でも、基本はリアリズム。
 コメディだから、いい加減にしてもいいというわけじゃなく、逆にコメディだからこそ、大事なんだよ。
 これは、製作者、脚本・演出の責任。

  はっきり言って、能年ちゃんが出てなければ、見ていなかっただろう作品。ブルーレイも買う気がしないな。
 単純に能年ちゃん個人のファンにとっても、不満が大きい作品。
 変身後の美形能年ちゃんを、もっと見たかったし、ショーに出てこなかったのも拍子抜けした。
 能年ちゃん個人は、念願のコメディだったから、楽しめただろうけど、観客側からは失敗作に近いと思う。
 まぁ、「あまちゃん」のような奇跡的な作品に恵まれるのは、一生のうち何度もないだろうし、
 「ホットロード」のように、自分とは真逆な役でも成功することはあるんだから、
 これから映画で勝負していくんなら、やりたい役よりも、いい監督の作品に出られるように頑張って欲しい。
 もちろん、能年玲奈らしさ、類まれな存在感、希少感は大事にしなければならないが、
 ちやほやする大人に惑わされ持ち上げられて、やりたい役ばかり選んでいたら、役者としての成長はないからね。
 これからが、役者人生、本当の勝負だよ。来年は、さらなる飛躍の年にしてもらいたい。期待しているよ(^^)

 12月27日(土)
 
  今日は、ランちゃんの一周忌。
 なんか、あっという間に過ぎ去った一年だったね。
 去年の12月は、誕生日の後から急変したランちゃんの病院通いと看病で緊張しっぱなしだった。
 その後は、その反動というわけじゃないけど、もう抜け殻みたいになっちゃって、今に至るって感じかな。
 生きてる目的を失った感じで、何をする気にもなれない。
 車を買い替えたり海外旅行に行ってみたりもしたけど、一時的な気休めでしかなかったね。
 禁煙もダイエットも、目的無き目的といった感じで。結局挫折した。
 だって健康になってもすることがないんだから。。膝が悪いから、テニスのような激しい運動はもう出来ないし。
 でも、何かしなきゃいけない、何か見つけないといけない、と気ばかり焦る毎日。
 そんな自分に嫌気が差し、外に出るのも、人に会うのも避けるような毎日。
 最近は、そんなワタシに愛想が尽きたのか、かみさんも口をきいてくれなくなった。当然だ。。
 まぁ、なるようになる。とことん落ち込んだら何か見えてくるかもしれない。と自分で自分を慰めるしかない毎日。
 明日は明日の風が吹く。その風が感じられるうちは、でもまだ生きている。

 12月16日(火)
 
  来年1月9日からオーストラリアで開催されるアジアカップ。
 その日本代表23名が以下の通り発表された。

 (GK)川島 永嗣 カワシマ エイジ (スタンダール・リエージュ/ベルギー)
     東口 順昭 ヒガシグチ マサアキ (ガンバ大阪)
     西川 周作 ニシカワ シュウサク (浦和レッズ)
 (CB)吉田 麻也 ヨシダ マヤ (サウサンプトン/イングランド)
     塩谷 司 シオタニ ツカサ (サンフレッチェ広島)
     森重 真人 モリシゲ マサト (FC東京)
     昌子 源 ショウジ ゲン(鹿島アントラーズ)
 (SB)長友 佑都 ナガトモ ユウト (インテル・ミラノ/イタリア)
     内田 篤人 ウチダ アツト (FCシャルケ04/ドイツ)
     酒井 高徳 サカイ ゴウトク (VfBシュツットガルト/ドイツ)
     太田 宏介 オオタ コウスケ (FC東京)
 (MF)遠藤 保仁 エンドウ ヤスヒト (ガンバ大阪)
     今野 泰幸 コンノ ヤスユキ (ガンバ大阪)
     長谷部 誠 ハセベ マコト (アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
     香川 真司 カガワ シンジ (ボルシア・ドルトムント/ドイツ)
     清武 弘嗣 キヨタケ ヒロシ (ハノーファー96/ドイツ)
     柴崎 岳 シバサキ ガク (鹿島アントラーズ)
 (FW)豊田 陽平 トヨダ ヨウヘイ (サガン鳥栖)
     岡崎 慎司 オカザキ シンジ (1.FSVマインツ05/ドイツ)
     本田 圭佑 ホンダ ケイスケ (ACミラン/イタリア)
     小林 悠 コバヤシ ユウ (川崎フロンターレ)
     乾 貴士 イヌイ タカシ (アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
     武藤 嘉紀 ムトウ ヨシノリ (FC東京)

  現状、これが日本のベストメンバーだと、ワタシも思う。納得。文句なし。
 流動的だと思っていた以下のポジションについての考察。
 まず、第3GKには、若手期待枠として長らく入っていた権田が外れ、レッズの3冠に貢献した東口を選出。
 今シーズン何度か彼のプレーを見たが、反応の鋭さは随一じゃないかと思った。実力通りの選出だと思う。
 権田は、これからは若手枠としてではなく、実力・結果で選ばれるよう精進すべきだね。
 鳥栖の長身GKの林も、有望。どんどん切磋琢磨してGKのレベルを上げていって欲しい。
 ポジションの性質上語学力が問題になり難しいと思うが、
 できれば川島以外に外国でポジションを取れるような選手が出てきて欲しい。

  懸念していた4番目のCBには、鹿島の昌子が選ばれた。この選手のことはよく知らないのだが、
 アギーレになってから呼ばれ続けていることから、若手有望株なんだろう。今後は注視していきたい。
  SBは、ハノーバーの酒井宏樹も候補の一人だと思っていたが、右しか出来ないのが落選の理由だろう。
 SBの構成は、左右できる長友・酒井高徳、右の内田、左の太田とバランスが取れている。
 つまり、ここで選ばれるためには、右サイドオンリーのライバルである内田を超えないといけないということ。
 実力実績では敵わないが、強いフィジカルと長身は他のSBにはない最大の武器。今後も成長して欲しい。

  MFでは、細貝が外れて、清武が復帰した。
 これは、長谷部・今野といったところがアンカーとして十分機能することが証明された結果。
 つまり、複数ポジションで使えるかどうかといった点で、アンカーしかできない細貝(前のボランチとしては
 攻撃センスがない)は、両者に劣るという結論をアギーレが下したということ。
 前目のMFとしては、遠藤・香川・清武・柴崎、この4人で2枠の先発ボランチを争うことになる。

  FWでは、CF候補として岡崎・豊田。右に本田・小林。左に乾・武藤。これもバランスが取れている。
 全員運動量があって、程度の差はあれ守備にも貢献できるところが共通点。
 ガンバの優勝の原動力の一人になった宇佐美。彼も候補の一人だったが、
 彼が選ばれなかったのは、この点で大きく見劣りするからだろう。
 日本代表が世界で戦っていくのに、豊富な運動量と前からの積極的な守備というのは必須。
 彼にメッシやクリロナ並みの得点力があれば別だが、、世界レベルのシュート力攻撃力を持っているだけに惜しい。
 
  あと、残念なことに八百長問題が騒がれているアギーレ監督だが、
 これは、ことの推移を見守るしかない。今のところ、いい仕事をしてくれてただけに、早く解決して欲しいね。

 
 12月15日(月)
 
  衆議院選挙の結果と感想。
 与党は、ほぼ横ばいながら、前回の大勝で得た2/3の絶対安定過半数の議席を維持。
 一応国民のお墨付きを得たということで、2年後の参議院選挙まで、安定した政権運営をする基盤を得た。
 つまり、日本の現状及び将来にわたる諸問題を解決していくべく、様々な政策を実行に移す権利を得た、
 と同時に、逃れることの出来ない大きな責任を、確実に背負い込んだということだ。
 そしての道のりは相当に険しく、勝って喜んでいられるような状況ではない。
 失敗すれば、今度の大勝なんかあっという間に吹っ飛ぶ大敗北が待っているよ。
 その怖さは、この10年小選挙区制を戦った議員なら、肌身に染みて分かっているはず。
 そこのところに、ワタシとしては期待したい。

  一方野党の方は、共産が躍進した以外は、良くてほぼ横ばいかもしくは消滅に近い敗北。
 与野党の議席配分はあまり変わっていないので、野党間で議席移動があったということになる。
 みんなの党は解散前に解党したし、次世代の党は壊滅的な敗北。民主・維新・社民はほぼ横ばい。
 まぁ、共産以外は全部負けたと言ってもいい結果だね。
 特に民主などは党首が落選する体たらくで、数字以上の敗北感を味わっていることだろう。
 共産が躍進したのは、共産人気というよりも、政権の受け皿になるような野党がいなかったから。
 というのがいちばん大きいが、社会の中でいろんな「格差」が広がってきたということも一因だろう。

  みなが平等に、安全で豊かな生活を、末永く享受する。これが古今東西、政治の大目標。
 しかしグローバル化が進む現代において、他国との競争に打ち勝ちながら、この目的を達成するのは、至難の業。
 競争に勝つには、無駄を省き効率を高めることが必要。しかし、平等化には無駄や遠回りがつきもの。
 資源の少ない日本は、貿易で富を得るしか道はなく、そのためには国際競争力を高めなければならない。
 そしてそれで得た利益を、なるべく公平に国民に配分する。そして、それによって得た「教育」や「文化」といった
 目に見えない「国力」は、いずれ経済力のみならず世界に影響を及ぼし、平和と安定、発展に貢献する。
 というのが、ワタシの描く理想のシナリオだが、言うは易し。。ということだね。。

  最後にひとつ。今回の選挙で忘れていけないのは、沖縄の選挙結果。
 沖縄のみ自民党がすべての選挙区で敗北。議席を取れなかったということ。
 何故なのか。このことを、日本国民ならじっくりと考えるべき。
 紛れもなく日本国であるはずの沖縄で、何故このような結果になったのか。
 このことに思いを馳せることのできない人は、日本の政治はもとより世界について発言する資格などない。
 沖縄は、日本民族の原風景のような場所であり、現代日本の縮図のような場所。
 沖縄がシアワセにならない限り、日本に真のシアワセなど来ないだろう。
 しかし残念ながら、昨今の状況を鑑みれば、ワタシが生きてる間に沖縄から「基地」がなくなることはないようだ。
 でもいつの日か、必ずその日がやってくることを、願って止まない。

 12月 7日(日)
 
  今日は、ランちゃんの14回目の誕生日。
 死んだ子の歳を数えるな、というが、それは無理。ワタシの中ではずっと生きているんだ。
 ランちゃんとの思い出は、ワタシの一生の宝物。
 ランちゃんの魂は神様の元に帰り、肉体やぬくもりは消えたけど、思い出だけは一生ワタシのもの。
 ワタシが死んで、神様の元で同じ魂になるその時まで、せめて思い出を通じて繋がっていたい。
 それが今のワタシの偽らざる心境。敢えて言う。ランちゃん、14回目の誕生日、おめでとう!
                         
 12月 3日(水)
 
  なんだかんだと、もう暦の上ではディセンバー。
 12月という月は、ワタシにとって特別な月。ランちゃんが生まれ、そして旅立っていった月だ。
 ワタシに13年間の幸せな時間をくれた「神様からのプレゼント」
 生きている限り、ゼッタイに忘れない。自らの人生を恨まないで、むしろ感謝の気持ちで去っていける。

  先月の高倉健さんに続いて、また映画スターの訃報が飛び込んできた。巨星、菅原文太。
 健さんの東映仁侠映画時代をリアルタイムで見たのは、ほぼ終末期からだったが、
 その下火になった任侠もの(様式美)に代わり登場した実録もの(リアリズム)の代表作で、
 主役である菅原文太を一躍スターダムに押し上げた「仁義なき戦いシリーズ」は、
 まさに、ワタシにとってリアルタイムの青春映画だった。文太兄ぃは、ヒーローそのもだったね。
 「なんなら!」とか「〜じゃけぇのぅ」といった広島弁を、よく真似して遊んだものだ(^^)

  その後に続いた「トラック野郎シリーズ」での、コミカルな役柄も秀逸で、高倉健の「渋さ」と渥美清の「ペーソス」を
 併せ持った、そして彼らが常人離れ浮世離れしていたのに比べ、ちょっと頑張れば手が届きそうなところにいる
 というか、隣に居そうなリアルな男を演じたことで、市井のヒーローであり「男の見本」のような俳優だった。
 その後も、いろんな映画やドラマに主演助演として出演したが、この2シリーズに勝るものはなかった。
 でも、この二つがあるだけで、十二分に日本映画史に残る名優だ。
 最後の映画スターだった菅原文太の死去。これで、昭和の映画史はほぼ完全に幕を下ろしたね。
 後は、吉永小百合くらいかな。。
   

  でもまだワタシには、日本のヘップバーン?、平成の吉永小百合?
 いやそれ以上のポテンシャルを秘める能年玲奈がいる(^^)
 類まれなピュアな存在感の上に、シリアスな「ホットロード」から「あまちゃん」のコメディまで演じきれる、
 その振り幅の広さは、過去には例がない。唯一無二な魅力に溢れた女優だ。
 その彼女のコメディエンヌとしての最新作「海月姫」が、この年末にいよいよ公開だ。楽しみだね〜。
 今月から始まったCM「ドラクエ・メタルスライム・バトル編」も、彼女の持ち味が活きててすこぶるいい。
 思わずにやけてしまう出来だね(^^)