7月
  7月26日(日)
 
  来月1日から、男女共に東アジアカップ大会が開幕♪
 海外組やベテランは参加しないB代表といってもいい陣容だけど、その分国内組や若手にとっては
 願ってもないチャンスの場。大会レベルも高く、アウェーという条件も、実力を測るには絶好の機会。
 ここから少しでも、真の意味でのA代表に食い込んでくる選手が出てくることを大いに期待している。
 
  (女子代表23名)
  GK 山根恵里奈     武仲麗依     山下杏也加
  DF  田中明日菜    北原佳奈     薊理絵    高畑志帆   良亮子    村松智子
  MF  上尾野辺めぐみ    上辻佑実    川村優理    杉田亜未    柴田華絵
      横山久美    京川舞    猶本光    増矢理花  中島依美
  FW  有町紗央里    菅澤優衣香    瀬愛実    田中美南

  正直初めて聞く名前も何人かいるので、誰をどれほど期待して良いのか分からないが(^^;)
 U17やU20の世界大会に出ていた選手は、大体分かる。FWで有町、MFで杉田、DFで薊、高畑、
 GKの山根以外の二人は、大会で見た事はあったかもしれないが、記憶にはない。
 布陣は、基本は442だろう。とすると、こんな感じか?
         菅澤  田中美
     横山          京川
        上尾野辺  猶本
   田中明  北原 小原  村松
           山根 

  対戦相手は、中国・北朝鮮・韓国。世界大会のベスト8あたりで当ってもおかしくない手ごわい相手。
 ここで結果を残せたら、若手にはすごく自信になるだろう。逆に通用しなかったら、厳しいね。
 本番のオリンピックを目指すアジア予選には使えないという烙印を押されるわけだから。。
 女子の場合は、この相手がそのままアジア予選のライバルになるわけで、「前哨戦」という意味合いが
 非常に強い大会。といっても、スタメンクラスがいないことで、負けたとしても落ち込む必要はなく、
 逆に手の内を隠すことは出来て、なおかつ若手やサブクラスの「テスト」ができるということで、
 日本にとっては、お得な大会、とも言える。もちろん若手に自信をつけさせる意味では、結果も欲しい。

  さて男子の場合は、女子ほどガクンと力が落ちるメンバーではない。
 特に後ろの方は、ほぼそのまま現在のA代表とかぶるわけで、言い訳は利かない。
  GK  東口順昭    西川周作    権田修一
  DF  水本裕貴    丹羽大輝    槙野智章    森重真人  
      太田宏介   米倉恒貴   藤春廣輝    遠藤 航
  MF  柏木陽介    武藤雄樹   山口蛍   米本拓司   谷口彰悟   柴崎岳
  FW  興梠慎三   倉田秋   永井謙佑   川又堅碁   宇佐美貴史   浅野拓磨

  男子の布陣は、4231。試合間隔が短いので、完全にローテーションを組んでくるだろう。
 従って、ベストメンバーを作ってみても仕方がないのだが、
 相手が相手だけにフィジカル勝負で負けないことが絶対条件。前線からのプレスも重要。
 ということで考えると、一応これが現時点でのベスト布陣かな?
 宇佐美・柴崎のところが、守備面でやや弱いけど、点を取るためには必要な選手。
 その代わりに、後ろに谷口・遠藤といった守備で体を張れる強い選手を置いて、バランスをとってみた。
              川又
        宇佐美  武藤  永井
           谷口   柴崎
       太田  槙野  森重  遠藤
              西川
 さてさて、開幕が楽しみだな(^^)
  
  7月17日(金)
 
  たまにはサッカー以外の話を。 
 今話題の「安保法制」。何であんなに大騒ぎしてるんだろうね?(笑)
 というか、なんでかというと、野党及び左派勢力にとって、それしか「世論」に訴えるものがないから。
 つまり、与党から「票」を奪えそうな、ポイントになりそうなものが、昔ながらの「安保」しかないからだよ。
 「消費税」は、既に民主党政権の時に「承認」してしまっている。
 「原発」も、民主党内でさえ意見が分かれていて、武器にならない。
 つまり、55年体制さながらに、「安保」「平和」「戦争」「憲法」といった古臭いカードしか残ってないから。
 くだらない「政争」だよ。国会内でテレビに向かってプラカードとか、まったく茶番もいいところだ。

  「安保法制」とは何か。一言で言えば、中国の海洋進出に対する日米安保条約の強化のため。
 つまり、核を持たない日本一国では、その脅威に対応することは難しいから、いまだ強力な米軍の
 後ろ盾(抑止力)を確固たるものにしておく必要がある。そのためには、日本の負担を増やし、米国の
 負担を減らすような「自助努力」の姿勢を、米国に示す必要があるということ。私たちも相応の負担は
 しますから、どうか何かあったときは助けてくださいね。という日本のメッセージなんだよ。
 つまり、日本が戦争をしなくて済む、最大の抑止力は、アメリカとの共存共栄体制の維持・強化しかない
 ということ。憲法のお題目をいくら唱えたところで、北朝鮮のミサイルは飛んでくるし、中国の海洋進出
 は止められないんだよ。仮に核武装してでも日本一国で守りたいといっても、ちっぽけな国土しか持た
 ない日本が、大国の核攻撃(打ち合い)に耐えられるわけがない。まったくもっての夢物語。

  これに反対するということは、米国に支配されるよりも中国に支配されたいという人か、日本一国で
 日本の平和と安全が守れると思っている人たち。つまり、共産主義者か、バカかということだよ(笑)
 まぁ実際はどちらでもなく、最初に言ったように、自分たちの利益や立場を守るために、「利用」している
 人と、利用されてる人たちがほとんど、ということなんだけどね。。
 最後に一言。日本に残された最大の既得権受益者は、日本語という障壁に守られた「マスコミ」。
 こいつらは、実に厄介な日本の「腫瘍」だ。その時々で良性にも悪性にも変化するから始末に困る。
 しかし、その電波法や新聞法に守られた独裁権力者たちも、ネットという新しい「抗がん剤」によって、
 その独占性は相当に揺らいでいる。その彼らの「焦り」も、この「騒動」の裏にはある気がするね(^^)
 まぁ、その「抗がん剤」にも、副作用がつきものだということは、忘れてはいけないけどねぇ(笑)

  7月 7日(火)
 
  女子W杯2015カナダ大会決勝戦は、アメリカ5−2日本という結果になった。
 アメリカにとっては2011年ドイツ大会のリベンジを果たした、16年ぶり3回目のW杯チャンピオン。
 ドイツと双璧の女子サッカー大国としての面目を保った見事な戴冠だった。素直におめでとうといいたい。
 日本にとっては、12年ロンドン五輪のリベンジを果たせず、ドイツ以来のW杯連覇を逃すことに。
 残念ではあったが、今の日本女子サッカー実力、世界での立ち位置を考えれば、見事な結果。
 準優勝というのは、誇りこそすれ何ら恥ずべきことはない。むしろ、その戦い方、姿によって、
 世界の女子サッカーのレベルを押し上げ、世界的な普及に貢献した第一の貢献者と言っていいほどだ。

  試合の細かい感想は、ここではカットしよう。あれこれ言っても仕方ない部分が多いからね。
 総合的に言えば、アメリカの圧倒的なアスリート能力と精緻な戦略の前に、敗れたということ。
 むしろB29に竹やりで挑むが如く戦力で、よくあそこまで粘ったな、善戦したなという感想だ。
 あのアメリカに勝つためには、まだまだ気の遠くなるような地道な努力が必要だろう。
 まずは、40倍以上もの差がある競技者人口を、いかに増やすかということだよ。。

  アメリカというと、アメフトやバスケ・野球といった男子のプロスポーツしかないような錯覚があるが、
 女子や学生のスポーツとしては、サッカーが圧倒的な人気スポーツ。
 特に良家の子女には、知力・体力・社会性を育てるスポーツとして、必修科目的な扱いになっている。
 つまり、アメリカではサッカーは立派な「文化」として存在しているのだ。
 そこが、根本的に日本と違うところ。宮間が「ブームとしてではなく文化にしたい」と言うのはそこだよ。。

  ドイツやアメリカが、長年にわたって強さを保ってきているのは、そういう文化としての底力があるから。
 日本も、勝った負けたといって騒ぐようなブームから、サッカー自体を子供の頃から楽しむ文化が欲しい。
 そのためには、まずは勝って結果を出して認めてもらうこと。そのために、歴代のなでしこ戦士たちは
 頑張ってきたんだよね。その情熱のバトンをずっと受け継いでいるのが、なでしこの強さの秘密。
 世界のサッカー界から男女を問わずリスペクトを受けているのは、そういう献身的な姿から理想を体現
 しようとしているメッセージを感じるからだよ。すべてのスポーツ選手の手本ともいえる存在だ。

  さてこれから、なでしこは「リオ五輪」に向かって新たなスタートを切ることになる。
 アジアの予選は、もう来年の1月から始まる。余韻に浸っている暇は無いだろう。
 まずは、8月に開幕する「東アジアカップ」がスタートライン。
 ここでは、若手の底上げ・発掘が主なタスクになるだろう。リオ五輪までの期間は短いから、
 いきなりごっそり世代交代という訳にはいかない。現有戦力にいかに新しい力を組み込んで、
 パワーアップさせることが出来るかどうか。競争原理の働かない組織は、停滞どころかあっという間に
 衰退する。追い上げてくるアジアの国々も、豪州・中国・韓国・北朝鮮と、どこも手強いところばかり。
 この中から2カ国しか出られないんだから、相当厳しい戦いになるよ。W杯で準優勝したからといって、
 そこで甘んじていたら、出られない可能性だって十二分にある。そうなると、文化になるどころか、
 ブームさえ消滅してしまうかもしれない。そういう地獄が、「背中合わせ」に待っているんだ。。
 佐々木監督が、リオ五輪の予選までは続投が決定したらしいけど、当然だね。
 本格的な世代交代や監督交代などは、リオ五輪後で十分だよ。
 まずは、リオ五輪に出ること。そこで初めて本当の再出発のスタートラインに立てる。
 頑張れ!なでしこ(^^)/

  7月 3日(金)
 
  なでしこジャパン、ついに決勝進出!
 準決勝の相手イングランドを、後半ロスタイムのオウンゴールで突き放し、2−1の勝利。
 3日後バンクーバーで行われる決勝戦は、前回と同じくアメリカ。
 オリンピックを挟むと3大会連続の激突だ。もはや「因縁」の相手。宿敵と言ってもいいね(^^)
 勝っても負けても、素晴らしい試合になると思う。

  イングランド戦をふり返ると、今大会ではいちばんの苦戦となった。
 その原因は、自他にひとつづつ。
 まず、自らの原因としては、今までの蓄積疲労があって、思うように動けなかったこと。
 特に、準々決勝の炎天下での試合が、予想以上に疲労をもたらしていたと想像する。
 その疲労は、運動「量」そのものよりも、運動の「質」の部分でかなり影響していた。
 決勝トーナメントに入ってから見せていた、なでしこらしいパスの質、連携、判断に微妙にミスが多かった。
 それが、なでしこらしいサッカーがいまひとつ出来なかった、苦戦した原因。

  もうひとつは、イングランドの戦い方。シンプルに中盤を省略してロングボールを蹴りこんでくる戦法。
 イングランド伝統のキック&ラッシュを、執拗に徹底的に最後まで続けてきたこと。
 日本がもっとも苦手にしている戦い方を、臆面もなく徹底してやってきた。
 相手の良さを消し、自らの長所を徹底的に生かす。勝つための徹底した合理主義。
 そこにはラテン的なロマンはひとかけらもなく、冷徹かつ狡猾なアングロサクソンのサッカーがあった。
 敵ながらあっぱれ!と言いたくなるような戦い方で、サッカーの原点のひとつを見たような気がした。

  この試合の得点は、ふたつのPKとオウンゴールでしかなく、実質的にはO−Oの試合。
 ボクシングや柔道のように格闘技なら、日本がかろうじて判定で勝利したような試合だったね。
 最初の日本に与えられたPKは、エリア外ファールということで、フリーキックが妥当。
 イングランドに与えられたPKは、あからさまな「ダイビング」だったが、審判の「帳尻あわせ」をくらった形。
 オウンゴールになった場面は、川澄のピンポイントのアーリークロスが素晴らしかったのは間違いない。
 でもそれが大儀見の足元に収まってたとしても、今大会の大儀見の調子(決定力)からすると、、
 決められたかどうかは、五分五分だったね(^^;)そういう意味ではラッキーなゴールだった。
 しかし、それもこれもサッカーの一部。不確定要素が多いからこその「妙味」がサッカーの一番の魅力。
 そこで勝利という結果を手繰り寄せたのは、なでしこの実力だ。運も実力のうちなのが、サッカーなのだ。

  さて、決勝のアメリカ戦の展望だが、基本的には、今日と同じ布陣・戦い方になると思うが、、
 ひょっとしたらという予想もある。アルガルベ杯で試して成功していた4231の布陣。
 つまり、ワタシが何度も言及していたことがある、宮間をトップ下に置くと言う布陣だ。
 これが今大会まだ一度も試されていない。。ひょっとしたらアメリカとの決勝戦用に隠していたのかも。
 それと、今大会途中出場が多かった澤と岩渕を敢えてスタートから使うというプランだ。
 澤の起用によって、ボランチでのボール奪取能力を上げ、さらにW司令塔効果で宮間の負担を減らす。
 大儀見ワントップにした場合は、左右のSHは縦への突破力や中に切れ込むドリブル力が求められる。
 そうなると、大野よりは岩渕だろう。それにより川澄を得意な左サイドに置ける。一挙両得。
 何より、これがいちばん「なでしこ」らしいサッカーが出来る布陣だと思うし、楽しいサッカーになる。
 守るより攻めるサッカー。最後の最後に、らしく思いっきり戦うとしたら、これで行くべきだと思う。
 もしこれがはまれば、下馬評では劣勢な日本にも、優勝の可能性が十分に出てくるよ(^^)
              大儀見
         川澄   宮間   岩渕
            宇津木  澤
        鮫島  熊谷  岩清水  有吉
               海堀
 
  7月 1日(水)
 
  リオ五輪サッカー代表Uー22のアジア最終予選前最後のテストマッチは、2−0と勝利。
 相手は、最終予選のアジアの強国(特に中東勢)を想定した、中南米の強国コスタリカ。
 A代表は、昨年のW杯ブラジル大会でもベスト8に進出し、FIFAランクも16位と、現在最も勢いのある国
 のひとつ。その育成システムも素晴らしく、アンダー世代でも好成績を収めている国だ。
 少し前のツーロン国際大会(アンダー世代の登竜門的大会でレベルが高い国が集まる)でも、
 フランスやアメリカといったところといい試合をしてるらしく、テストマッチの相手としては文句なし。
 実際、日本との試合でもいい試合をしていた。

  U−22日本代表の試合内容だが、今まで見たなかでは一番いい試合をしていた。
 目に付いたのは、攻守の切り替えの速さと、球際の強さ。戦えるいいチームになってたよ。
 個々の選手については、交代が8名まで許される変則的な試合で、大勢出場したから、全員への
 コメントは出来ないが、目に付いた選手を何人か挙げておこう。
 
  GKは、清水でレギュラーを張っている櫛引。ふだん試合に出ているだけに、安定感はあった。
 守備陣では、植田・岩波の長身CBコンビが良かったね。A代表でも将来を嘱望されている二人。
 それと、今日一番注目だったのは、右SBに入っていた亀川(アビスパ福岡)。
 初めて見る選手だったが、そのスピードには驚いた。ぎゅっと前へ抜け出すときの初速は、すごい!
 将来がとても楽しみな選手だね。長友並に世界でも通用するSBになる可能性大。

  中盤では、やはりボランチの遠藤 航(わたる)が抜きん出てるね。
 このチームの発足時からのキャプテンだが、攻守にわたってチームの要。A代表レベルの選手だ。
 喜田、矢嶋、井手口といったメンバーも好選手だ。まだA代表レベルではないが、将来は楽しみ。

  攻撃的なMFやFWでは、広島の浅野、野津田。東京の中島。福岡の金森。名古屋の小屋松。
 浅野のスピード、レフティ野津田の精密なキックは世界でも通用するだろう。香川タイプの中島の
 アジリティも、上手く使えれば大きな武器になる。金森・小屋松はスケールの大きさで将来性あり。
 これに、今日は怪我で出場しなかったが、実績十分の大島僚太や鈴木武蔵がいる。

  最終予選は来年の一月。いいチームになってきてるから、今から楽しみだね(^^)