9月
  9月24日(木)
 
  ラグビーW杯。日本代表は準ホームチームであるスコットランドに45−10と完敗。
 残念ではあったけど、南アフリカ戦から比べたらミスが多すぎたから、仕方ない結果だったね。
 前半までは、なんとか喰らい付いていたけど、後半に入ったらスタミナ切れは明らかで、ミスの頻発も
 そのせいだったと思う。 やはり中3日というのは、ラグビーという競技ではきつ過ぎるよ。
 しかし、この1グループ5チームの予選という仕組みは、どう考えてもおかしいよね。
 相手のスコットランドなんて、初戦で体力気力が有り余ってる状態+直前の日本の試合を研究対策十分。
 これはハンディが大きすぎるよ。同じ条件でやらせたかったね〜。

  でもまぁ、次のサモア戦は10日くらい開くようだから、休養も十分取れるだろう。
 ここがベスト8に向けて最大の関門になりそうだね。それに加えて、ここでどんな試合を見せるかが、
 今度の大会の結果のみならず、日本ラグビーの将来にとってもすごく大事になると思う。
 南アフリカ戦の世紀の大金星を、日本ラグビーの地位向上、人気復活につなげるためには、
 ぜったいここで無様な試合を見せてはならない。あぁやっぱり日本は強くなったんだ、すごいんだ、
 というのを、日本全国の一般大衆にアピールしなけりゃね。

  正直、スコットランドに大敗したことで、ベスト8は苦しくなったと思う。
 順当に行けば、このグループの2チームは、南アフリカとスコットランドだろう。
 でも、サモアを上回るグループ3位の成績を収めることが出来れば、次に繋がる。
 世界的な評価や日本国内での存在感は、否が応でも確固たるものになる。
 それは、次回W杯の開催国として、すごく大事なことなんじゃないかな?

  2002年に日本がサッカーW杯を開催した時、その前回のフランスW杯に初めて出場できたことや、
 前々回のアメリカ大会のアジア最終予選でギリギリまで戦ったこと(ドーハの悲劇)などが、
 どれだけ日本国民をして日本サッカーを支え励ましてくれたことに繋がったか。
 あの大会の成功は、こういった過去の実績・頑張りがあったからこそなんだよね。
 ラグビーにも、そういう成功を味わってもらいたい。満員の観衆の中で戦ってもらいたいんだ。
 
  そのためには、今度のサモア戦では、ぜったいいい試合をして、勝たなければならない。
 最終戦のアメリカは、ラグビーでは後進国。日本とは五分の国。そこに勝っても評価は上がらない。
 サモアは小国だが、ラグビーにおいては先進国であり強豪国だ。日本にとって間違いなく格上の国。
 そこに勝ってこそ、南アフリカ戦の勝利もフロックではなかったと証明できるのだ。
 日本ラグビーの真の大一番は、このサモア戦にあり。がんばれ!ニッポン!(^^)/
  
  9月21日(月)
 
  W杯といっても、ラグビーのW杯だけど、日本代表がすごいことしちゃったね!
 深夜のBSで生で見てたけど、久しぶりにスポーツで感動した。
 こんなに感動したのは、ドイツでなでしこが優勝した時以来かな?
 最後の逆転トライの場面は、NHKのアナウンサーと一緒に絶叫して、泣きそうになったよ(笑)
 それに何より結果だけじゃなくて、試合内容も手に汗握るシーソーゲームで、本当に素晴らしかった。
 サッカー好きになる前は、ラグビー好きだった血が、久しぶりに騒いだね(^^)

  思えば、Jリーグが出来るまでは、サッカーより人気があったんだよね、ラグビーは。
 新日鉄釜石が日本選手権を7連覇した時とか、大学選手権で明治や早稲田・慶応が強かった頃とか。
 昔オーストラリアに旅行した時、ワラビーズ(豪州代表のニックネーム)の公認ユニフォームを現地で買い、
 旅行中はずっとそれを着ていたら、その先々で向こうの人にけっこう声をかけられて楽しかったこととか、
 いろいろ思い出しちゃったよ。本当はNZのオールブラックスが好きで、そのユニが欲しかったんだけど、
 それを豪州で着て歩いてたら、どんな目にあうか分からないので止めたんだけどね(爆)

  ということで、久しぶりに日本ラグビーを見たわけなんだけど、ものすごくレベルアップしてて、驚いた。
 あの南アフリカ(W杯優勝2回で、豪州・NZ・イングランドと並ぶ世界トップ4のひとつ)に、一歩も引けを
 取らない試合内容で、勝ち切ったんだからね。ミスらしいミスもほとんどなかった。
 まぁこれは、次回東京で開催されるW杯に向けての強化策で、エディ・ジョーンズという名ヘッドコーチ
 を招請できたことが、いちばんの要因かな?彼が指導するならということで、召集できた有力外国籍選手
 も多かったはずだ。それに日本人選手を含む日本ラグビー界の情熱が、うまくマッチしたということかな。

  ただ、サッカーの日本代表のような人気が、これから期待できるかというと、それは難しいかもだ。
 というのは、サッカーの場合は国籍制限があって、いわゆるナショナリズムと結びついた情熱というか
 愛国心のようなものが、人気の後押しをしてくれるけど、ラグビーの場合、それは難しいからね。
 ラグビーの場合、一度代表に選ばれたら、別の国の代表に移ることは出来ない、という縛りはあるけど、
 外国人でも、3年以上住んでいればその国の代表になれる、つまり、入れようと思えば何人でも入れられ
 る。事実上国籍制限は無いに等しい。要するに、ラグビー日本代表といっても、日本人の代表という意味
 合いは薄いんだよ。よって、ナショナリズム(愛国心・民族愛・家族愛)の対象にはなりにくいということ。
 
  ではなぜ、W杯のような国別(地域)対抗の大会が開催されるのか?
 その理由は、元々がイギリスの植民地や統治下にあった国や地域のアマチュア・スポーツであり、
 そのために、なかなかそれ以外の国に広がらなかったマイナースポーツであるラグビーを、同じくイギリス
 から生まれたサッカーのように、世界的な規模で普及発展させたかったから。
 その狙いは徐々に成功して、今では、サッカーW杯、オリンピックに次ぐ規模の大会になってきている。

  ただ、まだその広がりは限定的であるともいえる。というのは、元々上流階級の趣味から発展したアマ
 チュアイズムが強いスポーツなので、そういう金儲けにつながりにくい「道楽」が許される富裕な国でしか、
 発展しにくい、というのが最大の要因。また、体格がものをいうスポーツなので、人種的に小柄なアジア人
 やネイティブ中南米人には不利で普及しにくいこと。またルール上、まぐれで勝てる要素が極端に少ない
 から、そういった国に、サッカーのようなジャイアントキリングのチャンス(魅力)がないのも大きい。
 また、イギリスの4協会のしがらみもあって、オリンピックに参加しないことから、共産圏のステートアマの
 ように国威発揚を目的に国から援助されることも無い。などなどが理由だ。

  ワタシもここ最近ラグビーとは縁遠くなってたから、なんだか外人ばかりのチームは、応援しにくいな〜
 と、正直思ってたんだ。以前のW杯でNZに100点差以上つけられて負けた記憶もあったしね。
 惨めなくらい弱い上に、外人ばかりのチームなんて。。と、匙を投げて横目で見ていたんだよな。

  でも、この試合を見て、考えを改めたね。やっぱりスポーツの感動っていうのは、国籍じゃない。
 「熱さ」こそが大事なんだと思い知らされた。どこに籍を置く人間だろうと、日本国歌を共に歌い、
 日本のチームのために、自らの誇りをかけて、懸命に戦ってくれている姿を見ていたら、
 それは、紛れもなく「ニッポンの代表」だと思う。
 そして、それ以上に思ったのは、スポーツそのものが持つ純粋な楽しさや美しさだ。
 偏狭なナショナリズムに囚われていては、その本当の魅力に気づけないよ。
 いや〜、昨日の試合は、いろんな意味で、「伝説的な試合」になったと思うね。素晴らしかった!
 
  9月20日(日)
 
  先日未明、大騒ぎしていた「安保関連法案」が、参議院を通過。
 この法案の内容に関してのワタシの考えは以前述べた通りで、ワタシが議員でも、賛成票を投じる。
 またその提案時期だが、増税や安全保障といった「良薬は口に苦し」なテーマは、得票には結びつかず、
 逆に相手を利するだけというのは分かっているから、来年の参議院戦まで持ち越したくないという、
 与党自民党の選挙対策から逆算したもので、与党ならばどこでも考える当然な結論だね。

  国会における議決の手続きで、拙速があったのではないかという議論も、野党第一党である民主党が
 対案も出さず、ああいうやり方を取りを続けていた状況なら、60日ルールも使わず、野党3党の了解も
 得た上での採決なんだから、むしろ「丁寧に」やったほうだろう。安部自民党は「余裕」だったね。
 左派系野党は、ジリ貧な昨今の状況を何とか打破したいと、ここぞとばかりに粘ったけど、やり方があれ
 じゃあ逆効果だったね。55年体制の古い政治体質を露呈しただけで、見苦しく終わった感じだ。

  左派系野党は、この「騒ぎ」を来年夏の参議院戦まで引き伸ばし、「安保」を争点になんとか挽回を図り
 たいところだろうけど、たぶんそうはならないだろうね。ほとんどの国民は、禅問答のような安保論争には
 もう辟易としているんじゃないかな? 古今東西、民衆の一番の関心事は経済問題。景気が良くなって、
 少しでも楽な暮らしがしたい。これが本音でしょ?インテリクラスの関心は「アベノミクス」だし、政治に無関
 心な庶民レベルでも、消費増税にこれからの関心は移っていくだろう。来年夏の争点は、ズバリ安保より
 も、「経済」だろう。むしろ、安部自民党にとっては、これからが、本当の正念場だよ。
 TPPやアベノミクスの進捗状況、成否が、そのまま消費増税(軽減税率)の問題に直結してくるからね。
 
  ここで難しいのは、安保問題では「味方」だったアメリカ等西側先進国や国内の保守層(既得権益層)を
 一時的にも「敵」に回すことになるからだ。それらを納得させるのは、中国・南北朝鮮の反日国家や国内
 左派といった少数勢力を押し切るのとは訳が違う。今度の相手は自らが立っていた基盤である多数派。
 つまり自らを改革するという最も難しい作業だからね。正直、勝算は五分五分だと思う。
 かといって、失敗したとしても、よほどの不景気にならない限り、今度の選挙で自民党が大敗し、野党が
 勢力を伸ばすといったことにはならないだろう。それが「まともな野党」のいないこの国の不幸だよ。
 左派系野党も、団結できるのは安保だけで、後は経済政策的にはバラバラだからね。統一戦線を組む
 のは難しいだろう。むしろ分裂や解体の方向に進むんじゃないかな?今の体たらくを見ていると。。
 
  もうひとつ。今回の安保騒動で、最も目立ったのは、左派系メディアの臆面もない「偏向報道」。
 今まで隠れていたような「団塊世代=懐メロ安保世代」が、にょきにょきと雨後の筍のように、というか、
 干からびていた椎茸が水を得たように(笑)、嬉々としていろんな所に出てきたのは面白かったね。
 でもまぁ、年寄りばかりだと見栄えが悪いからと思ったのか、目立ちたがりの若者の一部も巻き込んで
 大騒ぎ。さぞかし楽しい「お祭り」だったろうと思うよ(笑)

  紙メディアも放送メディアも、ネットの発達によって、もうその影響力は「かつての栄華今いずこ」だね。
 新聞はもう20年もすれば廃業・デジタル化を余儀なくされて、平等なネット社会の洗礼を受ける。
 テレビやラジオも、放送法の厳格な運用をとか敢えて主張しなくても、いろんな意見の交錯するネット社会
 で、その批判にさらされ、そこから生み出される視聴率という市場原理に逆らっては生きていけなくなる。
 戦前の日本や今の共産党一党独裁の中国のように、制限された情報で一方的に世論を誘導するような
 ことは、もうできない。また、ポピュリズムやステルス・マーケティングを利用して、大衆を扇動しようとして
 も、ネットによって鍛えられたメディアリテラシーをもつ「情報先進国」の大衆には、もはや通用しない。
 これからの政治家も、こういった大衆に支持されるバランス感覚をもった人々が生き残っていくだろうね。

  最後に。民主主義にもネット社会にも功罪はある。もちろん政治的にも右派左派中道は必要だ。
 あの中国共産党も、巨万の民が住む巨大な国を「百家争鳴」の「酒池肉林」にしないための「必要悪」
 かもしれない、とさえ思う。ワタシが信じている今も昔ももっとも大切な価値観は、「最大多数の最大幸福」
 最終的には、それが全地球規模で達成されるのが理想だ。政治というのは、あくまでもそれを達成する
 ための手段。右左といった政治的方向性も、まぁ強いて言うなら、、
 それを国家規模から積み上げていこうとするのが、右派(保守・既得権擁護派)。最初から地球規模で目
 指そうとするのが、左派(革新・理想主義お花畑派)。どちらも正しいし、必要なのだ。。
 
  これから、国内的には「少子高齢化」が、世界的には「経済のグローバル化」が、ますます進行していく。
 その環境のなか、様々な「格差」が、様々な形で顕在化していくだろう。
 そのなかで、いかにして「最大多数の最大幸福」を実現していくか。非常に難しい舵取りが迫られている。
 今の安部政治はどうか。、ワタシは方向的にはまずまず正しいと思っている。
 どこまでやれるかは分からないが、ぜひ頑張って、何かひとつでも前進させて欲しいと、願っているよ。

  9月 9日(水)
 
  W杯ロシア大会アジア二次予選の3戦目は、中立地イランでのアフガニスタン戦。
 結果は、6−0。初めて実力差を反映できた点差で完勝し、予選リーグ2位に浮上した。
 内容的には不満な点もあるが、芝の重い劣悪なピッチと相手有利なアウェージャッジもあってのこと、
 まずは「合格点」を与えてもいい試合だったと思う。

  アフガニスタンは、その国民性もあるのだろう、シンガポールやカンボジアとは違って、完全に引いた
 ドン引き戦法は取ってこなかった。数少ないチャンスにはある程度の人数もかけて、あわよくば1点取っ
 てやろうという攻撃性があったのも、こういう点差が付いた理由だろうと思う。見てる分には楽しかったね。
 しかし、日本の守備陣は、しっかりリスク管理が出来ていて隙はなかったよ。GKの西川もCBの後ろの
 スペースをしっかりカバーしてカウンターに備えていたし、持ち味である正確なフィードやスローイングで
 ビルドアップやカウンター攻撃にも参加。高さにはまだ不安があるが、まずは正GKへ一歩前進した。

  この日のメンバー(太字は交代選手) 
       岡崎
  原口  香川  本田
    山口   長部部
長友 森重  吉田 酒井宏
       西川
 ⇒         岡崎
 宇佐美  本田  武藤
    山口   長谷部
長友 森重  吉田  原口
        西川
 ⇒         岡崎
 宇佐美  本田  武藤
    山口  遠藤
長友 森重  吉田  原口
        西川

  採点と寸評(太字はMOM)
 GK 西川 4 一方的に攻める試合展開で、CBの後ろの広いスペースをケア。正確なフィードが光った。
 CB 吉田 3 無難な守備。しかしスピード不足は今後の強敵相手にはやや不安要素。
    森重 4 効果的なロングフィードを再三見せた。得点も取り、攻撃力のあるところもアピール。
 SB 長友 3 この試合では、むやみに上がらず、左OHを効果的にサポート。これくらいでちょうどいい。
    酒井宏 2 強靭で長身なSBとしての守備力は強豪相手には貴重だが、攻撃に工夫が乏しく単調。
 DMF 山口 4 豊富な運動慮でボール奪取やカバーリングに奮闘。素早い攻守の切り替えに不可欠。
    長谷部 3 安定感のある攻守で、試合を落ち着かせるゲームメイカー。
 OMF 香川 4 貴重な先制ミドルシュート。全盛時のキレと思い切りの良さが戻ってきつつある。
 OH 本田 4 調子自体はあまり良くなかったが、体を張った折り返しアシストやゴールで存在感。
    原口 4 ゴールこそ奪えなかったが、活発な仕掛けでゴールの起点やアシスト。影のMOM。
 FW 岡崎 4 本田同様調子の悪い中でも、意地の2ゴール。ある意味さすがな存在感。

   宇佐美 3 アシストに非凡なセンスを見せたが、今の運動量ではスタメンは厳しい。
   武藤 3 やや空回り気味ながら、体の強さを見せた突破力は魅力。連携を磨きたい。
   遠藤 3 山口と同じく体を張った攻守が魅力。中盤のダイナモとして長谷部の後継者に名乗り。

  この日目立ったのは、香川のプレーの質の高さ。やはりW杯で世界の強豪を相手にした時、そこで点
 を取るためには、彼の復活は欠かせない。好調時のドルトムントでのプレーをいかに再現させるかが、
 日本躍進の鍵になるだろう。そのために必要なのは、香川の後ろで盾となって相手の攻撃を防ぎ、前へ
 繋ぐことのできるボランチ。それと、運動量豊富に動き回り、香川と連携できる技術を持ったOH&FW。

  原口は、そういう意味で理想的なOHとして、これからもスタメンで使われる公算が高いと思う。
 これからの課題は、ゴール感覚を磨いて得点力をつけること。そうなれば鬼に金棒。レギュラー確定。
 宇佐美は、パスセンスとシュート能力は香川と同等以上のものを持つが、運動量と守備力に難点があり、
 それが克服されない限り、強豪相手には試合後半のジョーカー的な使われ方になるだろう。
 武藤は、体の強さとスピード、シュート力を併せ持つ日本には数少ないタイプの選手だが、連携面で
 不器用さが目立つので香川との相性は良くなく、今のところポスト本田とは言えない。むしろCFの方が
 適正があるように思えるので、将来は大迫とポスト岡崎を争う形になるのではないかと予想する。

  次は、一ヵ月後のアウェー(中立地オマーン)で、グループリーグ一番の強敵、シリア戦。
 このアジア2次予選で、最も厳しい戦いが待っている。日本代表の真価が問われる試合。
 今までの試合は、言うなればこの試合のための「ウォーミングアップ」であったと言ってもいいね。
 過去の対戦では負けたことのない相手だが、前々回のアジアカップ、ザックジャパンの時は、グループ
 リーグの2戦目で戦い、試合終盤にやっと勝ち越すという2−1の大接戦を演じている相手。
 今も難民問題で揺れる内戦真っ只中の国内事情で、チーム強化もままならないとは思うが、それだけに
 ここで存在感を示したいと、必死で向かってくるだろう。そのメンタリティは決して侮れない。
 たぶん、W杯らしいスリリングな試合になるだろう。日本も心してかからないと、足元をすくわれるよ。。

  9月 4日(金)
 
  W杯ロシア大会アジア二次予選の2戦目、カンボジア戦は、3−0の勝利。
 しかし、大量得点が取れなかったため、勝点で並んだシンガポールに得失点差で及ばず、
 シリア(勝点6)シンガポール(勝点4)に次ぐグループ3位にとどまった。
 これは、最終予選進出の条件である『1位+グループ2位の中から成績上位4チーム』にも入らない、
 つまり、W杯レース脱落を意味する成績なのだ。
 ホームでの格下相手の2試合終了時点でこの成績なのは、まったくもってふがいないね。
 
  といっても、まだ6試合も残っていて、戦力では断然上という条件下で、心配しすぎることはない。
 結果的には、残り全勝して、余裕で突破ということにはなると思う。
 がしかし、W杯予選という何が起きてもおかしくない戦いにおいては、「安心」という言葉は禁句だ。
 勝負事に絶対はなく、ましてやサッカーという競技はジャイアントキリングが最も起こる可能性の高い
 スポーツ。元々そんなに点の入らない競技だから、どんなに弱いチームでも、徹底して守れば、
 勝つことは出来なくても、負けることを避けるというのは、そんなに不可能なことではないのだ。
 今度のシンガポール戦やカンボジア戦を見ていれば、それが本当だと分かると思う。
 両チームとも、それこそ恥も外聞もなく、ひたすら引きこもって閉じこもり、必死に守っていたよ。
 それだけW杯という舞台が、世界に向かって「国民や民族の誇り」を示す「大舞台」だということだ。。

  日本もそれなりに必死に攻めてはいたが、勝たなくては!点を取らなければ!という気持ちの焦りが、
 やはり隠し切れなかったね。そういう余裕のなさが、ゴール前での冷静さや精密さを欠くことに繋がり、
 30本以上のシュートを打ちながら3点しか取れなかったという「結果」に、繋がった。
 では、今後どうすればいいのか?ということだが。。
 結論から言えば、何もする必要はない。要するにメンタルの問題なんだから、結果を積み上げていくこと
 でしか、メンタルの安定=自信は得られないからだ。
 これから勝ち続けることによって、徐々にチーム力は安定、向上していくと思う。
 それだけのポテンシャルは持っているチームだからね。ワタシは信じているよ(^^)

  さて、カンボジア戦のメンバーと採点。(太字はMOM)
 GK 西川 3 被シュート1本では、評価しようがない。ミスはなかったから平均点。
 CB 吉田 4 安定したディフェンス。2点目を刻んだミドルシュートは効果的だった。
    森重 3 安定したディフェンス。ロングフィードも正確だった。
 SB 酒井宏樹 3 豊富な運動量でサイドを活発化。クロスはスピードはあるが正確性がいまいち。
    長友 2 運動量だけはあったが、プレーの不正確さが目立った。全盛期のキレはなし。
 DMF 長谷部 3 安定した中盤の配球役。しかし攻撃面で効果的なプレーはなかった。
    山口 2 ボール奪取能力はこのレベルでは抜群。しかし再三放ったミドルは枠外ばかり。
 OMF 香川 2 1点は取ったが、再三のイージーチャンスを逃した責任は重い。メンタルが弱い。
     本田 4 先制点になった無回転ミドルは、チームを救った。攻撃のかじ取り役に欠かせない。
     武藤 3 体の強さスピードを活かし、再三ゴール前まで侵入したが、味方との息が合わず。
 FW 岡崎 2 疲れからか動きが鈍く、ワントップとしての役割ボールの収まりも悪かった。

    宇佐美・原口・興梠 3  得点を期待されて投入されたFWだが、結果を残せず。

  4日後は、アウェー(イラン)でのアフガニスタン戦。
 ここでも、たぶん今日と同じメンバーだろうが、もしワタシが選んで変えるなら、こうなる。
          武藤
     原口  香川  本田
       山口   柴崎
  米倉  森重  吉田  遠藤
          東口

  途中交代は、武藤→岡崎、原口→宇佐美、本田→永井

 (理由) 疲れの見える岡崎に代え、体の強さがセンターで活きる武藤を抜擢。パスの連携にまだ未熟さ
 のある欠点もこれで隠せる。原口は左サイドからのドリブル突破が武器。それを最大限活かすべき。
 また、今回はボランチやSBに守備力は問われないので、得点力不足解消のため、より攻撃力のある
 メンバーを選出。まずボランチは、長谷部に代えて、より攻撃に創造性のある柴崎を起用。
 ポスト遠藤としての意外性のある長短のパス、神出鬼没の攻撃参加が期待できる。 
 SBは、劣化が目立ち攻撃に精度を欠く長友に代え、運動量もそん色なく攻撃力がより高い米倉を。
 単調なクロスしか武器のない酒井に代えて、中盤でも使えるほど攻撃に創造性がある遠藤を選択。
 GKの東口は、川島不在の折、ここでこそ経験を積ませておきたいから。
 さぁ、どうなるでしょうかね?(^^)