11月
 11月30日(月)
 
  トップページのカウンターが、いつの間にか39万をオーバーしていたね。
 まだここを見に来てくれる人がいるんだなぁ。。とちょっと嬉しかった。
 世捨て人みたいな暮らしをしていても、まだ何らかの形で人と繋がってるのかな?と思えたよ。
 
  サッカー以外の最近の関心事。というか、世間の話題になってることについて。
 国内的にはTPP。国際的にはパリ同時多発テロ&シリア問題。
 これは、いささか長くなるので、来月のネタに。

  あと個人的には、伝説の大女優原節子さんが95歳で亡くなったというニュース。
 42歳の時小津監督の死去と共に世間から身を隠すように引退されたので、
 もちろん同時代に生きたというリアル感想はない。でも、若かりし頃名画座に通って見た小津映画に
 おいて、そのエキゾチックな美貌と芯の強い演技は、強烈な印象として残っている。
 溝口健二作品における田中絹代と同じく、小津安二郎作品における女優原節子の重要性は大きい。
 同じく小津映画の主要俳優の笠智衆と父娘の関係をよく演じてて、それはあたかも、小津(父)と原(娘)の
 関係のようにも思えた。そしてその関係性は、父娘を超えた男女の仲を思わせるほど親密で、
 しかし、古い時代(戦前の父)と新しい時代(戦後の娘)の相克も同時に感じさせる奥深い関係性だった。
 彼女が小津の死と共に映画界から去ったこと、それは私には自然なことのように思える。
 彼女の存在は、小津作品と共に、世界の映画ファンの中で永遠に語り継がれるだろう。
 合掌。

 11月18日(水)
 
  サッカーW杯アジア二次予選vsカンボジア(A)は、2−0と苦戦しながらも勝利。
 勝点3を上積みして、予選リーグ1位を堅持したまま年を越せることになった。
 ハリルJAPANの1年目として、まずは合格点と言ってよいだろう結果だと思う。

  さて試合をふり返って、内容を吟味してみよう。
 スターティングメンバーは、予想通り大幅に変えてきた。
 2戦合計で20名と、GK+丸山以外殆ど全員をピッチに送り出したこと。これは評価したい。
 リーグ最弱のカンボジア相手に、ベスメンで大量得点で勝っても得るところは少ない。
 そこで苦戦しても負けることはまず考えられない相手に対し、新しいメンバーや組合せを試しつつ、
 実際にW杯予選という公式戦において、練習では分からない本番での対応能力やメンタルを計る、
 といったチャレンジが出来るのは、こういうチャンスを置いてなかなかないからね。

  理想的には、前半のメンバーで先制点をもぎ取って、後半で止めを刺すことが出来ればよかったが、、
 実際には、前半のメンバーが機能せず、カウンターで再三ピンチを招くという、醜態に近い酷い内容。
 後半になってメンバーを代えて修正し、何とか勝つには勝ったけど、納得のいく内容ではなかった。
 正直、がっかりしたよ(^^;)

  では、メンバーが交代して修正された部分がどこかというと、
 ひとつは、展開力・アイデア不足で縦に速いパスを送ることしか能のなかったボランチが、
 柏木が入ることによって改善され、緩急自在で柔軟なパス回し・パス出しからチャンスを多く作り出した。
 ふたつめは、前線のFWにキープ力がなくボールが落ち着かなかったことによって、2列目の飛び出しや
 セカンドボールを拾っての二次攻撃などが出来なかったのが、本田が入って前線でタメができ、攻撃に
 余裕が生まれ、周りの選手のテクニックが活かされる様になったこと。
 そして最も大きかったことは、この二人を入れることによって、専門のプレースキッカーが入ったこと。
 特に柏木のFKCKは、効果絶大だったね。

  ☆出場選手
岡崎
宇佐美    原口
香川
山口   遠藤
 藤春 槙野 吉田 長友 
西川 
 ⇒ 本田
原口     南野
香川
柏木    山口
 藤春 槙野 吉田 長友 
西川

  それでは、採点&寸評(6点が及第点、太字はMOM)
 GK 西川 6 枠内に飛んでくるシュートは殆どなかったが、カウンターのピンチに冷静に対処。
          ただ、時おりCBとの連携不足からプレーが重なる時があり、不安感はあった。
          来年川島が戻ってきた時にも、正GKでいられるほどの信頼感は作れていない。
 CB 吉田 5.5 軽いプレーと足の遅さから、再三カウンターのピンチを招いた。カンボジアのFW相手に
          あの程度のプレーしか見せられないのには正直がっかりした。レギュラーが確約されて
          いるという慢心があるのではないか?一度レギュラーから落とす必要があるとさえ思う。
    槙野 5.5 中央に飛び出して行ってのパスミスから、あわやといった危険なカウンターを喰らう。
          スピードはあるがCBとしての落ち着きに欠けるところがあり、森重と差がついた。
 SB 長友 6 酒井の発熱から急遽右を勤めることになったらしいが、インテルでも左右のSBをこなして
          おり、安定感があった。また攻撃面でも、機能していなかった左サイドに比べ、再三右から
          チャンスを作り、クロスを供給。スピード運動量も衰えておらずレギュラーは当確。
    藤春 6 前半はまったく機能せず、CBからパスを受けても、バックパスを繰り返すのみ。
          後半アディショナルタイム、本田の2点目をアシストした以外は、いいところがなかった。
          しかし、5バックで守る相手にスピードを活かせるスペースがなかったという面もあり、
          アシストという結果を残したことで及第点にした。A代表合格という意味ではない。
 DMF 山口 5.5 こういう引いてカウンターを狙う相手には効果のないボランチ。自慢の攻める守備も
         カウンター相手には機能せずファールマシンに。攻撃面の特徴である縦への速いパス出しも
         スペースがないところでは使えず、使っても引かかってカウンターの餌食で逆効果。
         緩急を使えるようなテクニックや俯瞰的な視野がなく、プレーに創造性がない。
         しかし、使い道がないかといえば、強豪相手にこちらがショートカウンターを狙うような
         戦いには効果的なので、試合によって使い分けるべき選手。
    遠藤 5.5 最も期待していて、最もがっかりさせられた選手。長谷部の後継者には、まだまだ。
         攻撃面では効果的なパスが出せず、得意の守備でもパスミスが多かった。後半真っ先に
         代えられたのは仕方がないね。ただポテンシャルはある。要は経験不足ということ。
         オリンピックで活躍し、そこで目をつけられて海外移籍できたらいいね。
    柏木 7 この試合の文句なしのMOM。彼が後半入ってきてから、素人目にもチームが変わった。
         まさに柏木ジャパンだったね。イラン戦の後半、シンガポール戦と3戦連続で目に見える
         働きを示したことで、A代表定着の道は開かれた。今後も文字通りのボランチ(舵取り役)
         として呼ばれるだろう。ただレギュラーとして認められるには、最終予選からの同格以上の
         相手、強いプレッシャーをかけられる相手にも、仕事が出来ることを示さなければならない。
 OMF 香川 6 活躍できなかったが、特段悪かったわけでもない。つまりはそういう選手だということ。
         一人で何とかできる、チームを勝たせることが出来る選手ではなく、周りに使われてこそ
         その効果が最大限に活きる選手。彼がサブで、後半にジョーカー的に使われるくらいに、
         日本代表が進化した時、初めてW杯ベスト8も現実味が出てくると思う。。
 FW 岡崎 5.0 キャプテンマークを付けてワントップで出たけれど、その責務は果たせなかったね。
         もうワントップの第一選択肢ではなくなった、というのが正直な感想。特段体が強いわけでも
         スピードがあるわけでも、テクニックがあるわけでもない選手だから、点を取れなくなったら
         23名枠に残ることさえ将来的には苦しいね。PKを外したのも大きい。勝てたからよかった
         ものの、もし引き分けにでも終わっていたら、大バッシングにあっていただろう。
         彼がいちばん、勝ててホッとしたんじゃないかな(^^;)
   原口 6.0 結果的にFWとしての仕事が出来なかったという意味では不合格だが、運動量は最後
         まで落ちず攻守に頑張っていたことは評価していい。最低限の仕事はしていた。
         だが、スタメン争いで武藤に一歩先んじられたという焦りからか、独り相撲が多かった。
         自信をつけるためにも結果が欲しいが。。いたちごっこか(^^;)
   宇佐美 5.5 動けていたのは最初だけ。後はどこにいるのかさえ分からないほど消えていた。
         同じく結果を出せなった原口と比べても、運動量もなければスタミナもない。強引にでも
         突破してやるといった積極性もなく、たぶんハリルが最もガッカリした選手だろう。
         シーズン中の成績も尻すぼみで調子が悪いし、しばらくは代表に呼ばなくてもいいだろう。
         海外移籍の噂もあるが、そこでの結果を見てから呼んでも遅くはない。
   本田 6.5 後半途中からの出場で、結果を出すあたりはさすがというしかない。体調もシンガポール
         戦よりはよかったようで前線への飛び出し等十分動けていた。コンデションさえ維持できれば
         やはりまだまだ日本の中心選手。途中からワントップに移ったが、そこでもしっかり仕事を
         していて、彼のキープ力を活かす、スピードのなさがサイドほど目立たないという意味では、
         南アフリカW杯で活躍したように、ワントップはもっとも適正ポジかもしれない。
   南野 − 短い時間だったので採点はできないが、いい経験を積んだだろうと思う。テクニックだけで
        はなく、パワーもありそうなので、将来は左の武藤、右の南野というコンビも想像できるね。
        今後は、ザルツブルクで結果を出して上位リーグに移籍、さらなる活躍を期待したい。

  今回のアウェー2連戦を踏まえて、来年3月(アフガニスタン・シリアのホーム戦)の布陣予想
  川島・内田は復帰するとの前提。今回骨折した清武も間に合うだろう。
  GK 川島 西川 東口
  CB 吉田 森重 槙野 (?)
  SB 長友 内田 酒井宏樹 (?)
  DMF 長谷部 柏木 山口 (?)
  OMF 香川 清武
  FW 本田 武藤 金崎 原口 岡崎 (?)

  CBは、人材不足。吉田は一度外したくても外せない。丹羽・塩谷もチャンスあり。
  SBは、左のサブを高徳と国内SB(藤春・米倉・太田)で争うことになるか。
  ボランチは、長谷部・柏木は確定。柴崎・遠藤・山口で残り2枠を争う形か。
  トップ下は、唯一の無風地区。このふたりでほぼ決まり。
  FWは、本田・武藤・金崎はほぼ決まり。後は、南野以外に乾・大迫も可能性あり。

 11月15日(日)
 
  カンボジア戦を前に、今後の日本代表サッカーの展望について。
 まず第一目標は、最終予選を勝ち抜いて、W杯出場権を得ること。
 次に、W杯本戦で決勝トーナメント進出を果たすこと。
 そして最終的には、未踏の地であるベスト8以上の結果を残すこと。
 そのために、今後何が必要か。

  ヒントは、先のラグビーW杯で好成績を収めた日本代表チームにある。
 世界で対等以上に戦うためには、長所を伸ばして武器とし、短所を弱みとならないよう底上げすること。
 長所とは、集団で戦う組織力と休まず動き続ける持久力。そしてそれを支える個々の献身性だ。
 短所は、体格や身長などの生まれ持ったフィジカルの差。加えて瞬発的なパワーやスピードなどだ。
 長所をいかに強力な武器に出来るかは、その戦術に負うところが大きい。ボールも人も動くサッカー。
 かつてオシムが、「日本サッカーの日本化」といった戦法だ。これをさらに突き詰めていく必要がある。

  短所である生まれ持ったフィジカルの差は、一朝一夕には解決しない。
 しかし、白人や黒人を上回ることは難しくても、それを決定的な短所にしないレベルにまで引き上げること
 は可能だ、ということを猛練習によって証明したのが、ラグビー日本代表だった。
 単純に、長所を伸ばし(徹底した連続攻撃)、短所を補うことを、合理的に徹底してやったということだ。
 一番立派だったことは、フジカルの問題から逃げなかったこと。正面からそれに向き合ったことだ。

  サッカー日本代表においても、まったく同じことが言える。テクニックや組織力だけでフィジカルの問題
 を解決することは出来ない。最低限のフィジカルがあってこそ、その長所が活きるのだ。
 今までの日本は、そこがあいまいだった。中途半端だった。今そこにメスを入れているのが、ハリルだ。
 デュエル(1対1)や球際を強調し、普段の練習から食事のとり方までうるさく言うのはそのためだ。
 そこのフィルターを通過した選手だけ、日本代表の資格があるということ。その基準は良しだ。

  次に、新陳代謝。競争原理の導入。誰も特別扱いしないことで、新戦力の台頭を促すこと。
 競争のないところに強化はない。そこで大事なのは。公平性と基準の明確化だ。
 ハリルが公言しているのは、まず所属チームで試合に出ていること。結果を残していることだ。
 いくら実績があっても、現在試合に出ていない選手は呼ばない。そしてチームで結果を残している選手は
 優先して呼ばれるということだ。そして代表の試合で試してさらに結果を残せば生き残れるということ。
 能力的には、まず「戦う姿勢」があること。デュエルから逃げないことが優先事項。
 加えて、中途半端な総合力よりも、他に先んじる一芸(特徴)を持っていること。
 これは、戦えるメンバーで結束し、W杯で対峙する様々な敵に対し、多様な戦術を備えるため。
 W杯で勝つことから逆算すれば、つまりはこういうことになるということ。
 それをいかに妥協せず、合理的かつ柔軟に遂行していくか。そのためには「信念」がいる。
 ハリルには、それがあると信じたいね。。

  さて、カンボジア戦の希望的予想布陣。
            岡崎
       原口      南野
           香川
        柏木    遠藤
      藤春 槙野 吉田 酒井 
           西川
  
  シンガポール戦に使われていない&途中出場の選手を中心に選んでみた。
 ・金崎・清武は、負傷(軽症)の情報があるので、無理使いはしないだろう。
 ・武藤ワントップで岡崎が右に入る布陣も考えられるし、宇佐美左、原口右もあり。
  しかし、ここは敢えて南野の先発を見てみたい。とにかく本田抜きの布陣を希望。
  彼の衰えぶりを見ると、早急に後継者を探さなくてはならない。
 ・ボランチは、山口の能力は分かっているので、柏木の可能性を引き続き見てみたい。
  将来的な長谷部の後継者候補である遠藤も、ここは一度スタメンで見ておきたい。
 ・SBは、長友の能力はカンボジア戦で試す必要はなく、藤春の可能性を試行すべき。
 ・CBは、森重から槙野にチェンジして競争を促す。吉田も外して、森重・丸山というFC東京コンビで臨む
  選択もあり。あるいはそっくり代えて、丸山・槙野のコンビもあり。カンボジア相手なら攻め込まれる
  可能性は低いので、相性や適性を見るにはいい機会。いろんな可能性がある。
 
  ただ、基本的にセンターラインに最低1名づつは、中心選手を置かないと、グズグズになってしまう
 可能性があり、そうなるとチーム全体のいい流れを止めてしまうこともあるので、そこは考えるだろう。
 さて、本番が楽しみだ(^^)

 11月13日(金)
 
  W杯ロシア大会アジア二次予選、シンガポール戦(アウェー)の結果は、3−0で日本の勝利。
 勝点3を得て、消化試合数の関係で2位だったグループリーグの順位が、シリアを抜いて1位に。
 得失点差も1位となり、名実共にグループ首位に、ようやく立った。
 残す試合は、4日後のアウェーカンボジア戦と、3月ホームで行われるアフガニスタン・シリア戦のみ。
 対戦相手との力量差を考えても、最終予選進出はほぼ決定したとみなしてもよいだろう。
 初戦のシンガポール戦のドローを除いては、ここまでの戦いは、ほぼ予定通り。
 後は、残り試合を利用して、新戦力の発掘・チーム力の底上げを計りながら、
 最終予選への準備をしていくことになるね。
 
  というか実質的には、先のシリア戦に勝ったことで、この二次予選の決着はついていて、
 既に今回のアウェー連戦から、次のステップへの準備(新戦力の発掘とチーム力の底上げ)が
 始まっていた。そしてその成果は、次の通りだ。
  @ワントップのFWとして、金崎が使える目処が立った。
  A清武が、トップ下としてイラン戦に続き機能したことで、香川との競争が現実に動き出した。
  B柏木が、これもイラン戦に続き持ち味を出し、ポスト遠藤タイプのボランチとして目処が立った。
 
  ☆出場選手
金崎
武藤    本田
清武
柏木   長谷部
 長友 森重 吉田 酒井 
西川 
 ⇒  金崎
宇佐美    原口
香川
柏木    長谷部
 長友 森重 吉田 酒井 
西川

  それでは、出場選手ごとに、採点・寸評を加えながら、今後の起用を占ってみよう。
 GK 西川 6 守備機会はほとんど無かったが、結果的に無失点に抑えたのは評価していい。
          このまま正GKの座を保つ可能性が高くなったが、上背の無さから来るハイボール処理
          への不安は消えていない。川島の復帰も大いにありえる。
 CB 吉田 6 時おりイージーなパスミスが見られ、むらっけのある守備は改善されていない。
          ただ現状彼を上回る長身CBがいないのと、今回のようにセットプレーからの得点力も
          あるので、今後も重用される可能性が高い。
    森重 6.5 安定した守備に加え、時おり放つロングフィードは攻撃の起点にもなり効果的だった。
          ただ、ラインを上げた時の後ろのスペースをカバーするためのスピード不足という、吉田と
          共通する欠点があり、そこをカバーできるスピードをもつ槙野と、吉田を軸に相手によって
          ラインの高さを考えながら併用されるだろうと見ている。
 SB 酒井 6 積極的な攻め上がりからチャンスに何度も絡んだ。しかし、最後のクロスの精度が悪く、
          日本がもっと点を取れるチャンスを潰したことも再々。評価を上げることはできなかった。
          攻守にもっとプレイの質を高めないと、内田が復帰すれば、サブになる運命だろう。
    長友 6 豊富な運動量もスペースがないと活きない。攻撃センスは標準以下。守備で活躍する
          タイプの選手だが、終盤安易にクロスを上げさせて、失点の危機を作ったのは減点材料。
          今の運動量を維持できればレギュラーだが、3年後は不明。後継を考えておくべき。
 DMF 長谷部 6.5 攻守の中心、バランサーとして相変わらず優秀。衰えは見られない。ただ、もう少し
          ミドルの精度を上げなければ、相手の脅威にはなれない。彼が元気なうちに、遠藤が
          後継者としてひとり立ちしてくれることを希望。
     柏木 7 得点こそ無かったが、この試合のMOMといってよい活躍をした。非凡なゲームメイカー
          として、「運動量のある遠藤」として地位を確立しつつある。今後の課題は、プレッシャーの
          強い相手でも、その持ち味を活かしたプレーが出来るかどうか。最終予選の相手にも
          同様な活躍が出来れば、W杯への道は一気に開ける。
 OMF 清武 6.5 スペースのない中、豊富な運動量でパスコースを作り、チャンスを数多く作った。
          香川にいつでも取って代われるというクォリティの高さを示し、そのFKの精度は、右の
          清武、左の柏木という大きなチーム戦力に。
 SH 本田 6 貴重な2点目をゲットした以外は、ミスが多く、衰えを如実に感じた。フィジカルの強みが
          無くなれば、その経験値や勝負強さもスピードの無さと相殺される。他のFWの成長如何
          では、レギュラーの席も近々危うくなるだろう。むしろ早く彼を追い越すFWの出現を望む。
    武藤 6.5 得点こそ無かったが、2アシストを記録。前線で攻守において確実に戦力になることを
          証明した。ドイツでも急成長を見せており、伸びしろも十分。将来の日本のエース候補。
          後は、結果を残して自信をつけるだけ。
 FW 金崎 7 5年ぶりの代表&初先発というプレッシャーの中でワントップを荷い、貴重な先制点を
          ゲット!代表初得点も刻んだ。正直予想以上にワントップとして機能したことに驚いた。
          体の強さがあり前線でボールをキープできること。裏に抜けるスピードもある。周囲と連携
          できるテクニックもあり、身長は180cmとワントップとしては低めだが、ヘッドは強い。
          元々ドリブル能力は高かったから、個人で打開出来る能力もある。いわば万能FW。
          彼がこのままFWに定着できるようだと、今日のように体の強いキープ力のあるFWを
          3枚前に並べることが出来る。2枚でも十分なので内一枚をテクニック系のFWを入れる
          戦術的な余裕も出来て、一石二鳥。本田の抜けた穴を埋めるのも現実味が出てきた。

   香川 6 後半、暑さと疲れから攻撃が停滞しているところで、ペースを上げるために投入されたが、
         効果的な働きは出来ず。プレーのクォリティの高さは、ドルトムントで証明されているが、
         まだ日本代表ではその真価が表現されていない。このままミスマッチが続くようでは、清武
         にレギュラーを奪われるだろう。
   宇佐美 6 後半、運動量の落ちた前線に投入され、ドリブル中心にサイドから突破を試みたが不発。
         シーズンの疲れからか動きに全盛時の切れやパワーがなくなっている。
         来期は、海外チームに移籍するかもしれないが、基礎体力をもっと上げないと、ベンチを
         暖めることに。そうなると代表にも呼ばれなくなるし、呼ばれてもサブで終わるだろう。
   原口 6 本田の抜けた右SHに入ったが、本田にはないスピードで動き回りアピールした。
         宇佐美と同じくドリブルが得意で個で突破できる能力がある。加えて運動量・守備での献身
         性があり、総合力は高い。課題は一にも二にも得点力。

  カンボジア戦の予想と、今後のチーム編成の可能性については、次回に。
 
 11月 5日(木)
 
  サッカーW杯ロシア大会アジア二次予選、12日シンガポール戦(A)、17日カンボジア戦(A)
 に向けた代表メンバー23名が、本日発表された。
 (太字は前回選出されていなかった選手)

  GK 西川(浦和) 東口(ガンバ大阪)→*怪我により辞退→六反(仙台) 林(鳥栖)
  DF 槙野(浦和) 森重(FC東京) 丸山(FC東京) 吉田(サウサンプトン)
     藤春(ガンバ大阪) 酒井宏(ハノーバー) 長友(インテル)
  MF 長谷部(フランクフルト) 柏木(浦和) 山口(セレッソ大阪) 遠藤(湘南)
     香川(ドルトムント) 清武(ハノーバー)
  FW 本田(ACミラン) 原口(ヘルタ) 宇佐美(ガ大阪) 南野(ザルツブルク)
     武藤(マインツ) 岡崎(レスター) 金崎(鹿島)

  特徴としては、サイドバックを1名減らして、FWを増やしたこと。
 引いて守ってくるだろう相手に、攻め駒を増やす狙いだろう。左右のSBが出来る長友がいることと、
 ボランチを予定している遠藤が右SBも出来ることで、不測の事態にも対処できるという計算もある。

  ポジション別に、選出理由を探ってみよう。
 GK 西川・東口の序列は変わらず。ようやく所属先の決まった川島が、今後復活なるか?というところ。
    林は、195cmという世界レベルの身長を持つGK。海外下部リーグでのプレイ経験もあり、
    ザックやアギーレにも召集されA代表も経験している。ハリルも一度見てみたいのだと思う。

 DF 吉田・槙野・森重はほぼ鉄板。4番目の椅子を今回は丸山が試されることになった。
    森重とコンビを組んでリーグ有数の堅守を誇るFC東京のゴール前を守っていることを評価。
    加えて、CBとして貴重なレフティであることも選考理由だろう。
    SBでは、怪我が癒えた酒井宏樹が復活。ベンチ生活が多い酒井高徳が不選出となったのは妥当。
    インテルでスタメンを奪取し安定したプレーを続けている長友は、ほぼ完全復活か。プレーに円熟味
    が出てきたし、代表でもレギュラーは当確だろう。藤春は、同じガンバの米倉と入れ替わり。
    今回は守備力はほとんど問われない相手で攻撃力重視だから、順当と言えば順当。
    
 MF 守備的なMFとして、常連の長谷部・山口。怪我から復帰の将来のキャプテン候補遠藤。
    そして後ろからのビルドアップ、コンダクター役として、柴崎が外れ柏木。
    攻撃的なトップ下として、現在チームで絶好調の香川と清武。
    今回一番のサプライズとなった、柴崎→柏木だが、前回のシリア・イラン戦を見た限り、
    この選出は妥当だね。柴崎は、フィジカル不足を露呈したし、いまだチーム戦術にもフィットできて
    いるとは言い難い。その点柏木は最初からその能力を発揮したし、レフティという特徴も持っている。
    後ろから長短のパスを操れるし、プレースキックも上手い。現状明らかに柴崎より上だ。    

 FW 前回のメンバーにプラスされたのは、金崎。本田のフィジカルに衰えが見え始めてるから、
    その代わりになるパワーのあるFWが欲しいというハリルの願望が良く出ている選出だね。
    この先、本田に何かあった時は、まだ成長途上の南野よりも、使える可能性が高いかも。
    武藤・岡崎のCF争いも、香川・清武のトップ下争いと同じくらい面白いね(^^)

  予想メンバー 
 シンガポール戦  カンボジア戦
岡崎
 原口      本田
香川
 山口  長谷部
 長友 槙野 吉田 酒井  
西川 
武藤
宇佐美     金崎
清武
柏木  遠藤
 藤春 丸山 森重 酒井  
東口